【27卒イノ塾内定⑭】号泣しながら就活バッグを叩きつけた夜——最後まであがいて掴んだ2年目のキー局内定

「これは通ったかも」——そう思いながら、面接帰りに大好きなお笑いライブを見て、期待を膨らませて歩いた帰り道。届いたのは落選通知でした。
その夜、号泣しながら就活バッグを床に叩きつけた——。
1年目は「自分はどの学生よりも面白い」という根拠のない自信を振りかざし、テレビ就活は全落ち。
2年目も選考終盤での落選が続き、大学卒業間近まで内定ゼロ。2年目の就活は6月まで続く長丁場になり、その最後にキー局の内定を掴んだHさん(27卒・私立大文系)の記録です。
「最後まであがいてよかった」。
謎のプライドをへし折られてから、スキマ時間の1分まで練習に変えた2年間を、本人の言葉でお届けします。
Hさんのプロフィール
- 私立大学・文系
- 1年目はキー局全落ち。就職浪人を悩んだ末、2年目にイノ塾で再挑戦
- キー局 内定
Hさんの言葉で読む、就活の記録
「自分はどの学生よりも面白い」——謎のプライドで撃沈した1年目
テレビでバラエティに携わりたい。その思いで始めた1年目の就活を、Hさんはこう振り返ります。
一年目の就活では「自分はどの学生よりも面白い人間だから絶対受かる」と、たいした経歴も持っていないのに謎のプライドと根拠のない自信を振りかざしていました。そのせいで面接練習も十分にせずテレビ就活は見事に撃沈。就職浪人をするか悩んでいた時期に出会ったのがイノ塾でした。
Hさん(27卒・キー局内定)
2年目の5月に入塾。
イノさんや塾生との面接練習と、自分のダメな所・良い所を忖度なく指摘し合える環境で、就活をゼロからやり直すことになります。
「その話、おもんない」——20年もののプライドをへし折られた
転機は、イノさんの容赦ない一言でした。
幼い頃から友人たちからの、いわゆる身内ノリでの「面白いね」の言葉を過信した私が話す内容に対し、イノさんから「その話、おもんない」と一蹴されるのはなかなか悔しかったです。
Hさん
入塾して間もない頃、イノさんに単発で面談をお願いしていた時期には「なんか話し方恐いね」とも言われました。
声が低く、中学の運動部で鍛えられた大きすぎる返事。「相槌が一辺倒でつまらない」と指摘され、相槌のレパートリーを増やすところから直していきます。
出来事に対して何を感じ、どう考えたのか。抽象的な捉え方ではなく、自分の中で熟考して具体的に言葉に出すことで希少性が生まれ、そのとき初めて相手は聞く耳を持ってくれる。
この学びは、就活を終えた今でも人と話すときの軸になっているそうです。
スキマ時間で1人模擬面接——「考え込むよりまず喋る」
Hさんの練習は、机の上だけでは終わりません。
お風呂に入っている間やカップ麺の出来上がりを待つ時間、ドライヤーをしている時間…。1分でもスキマ時間があればブツブツ独り言のように1人模擬面接をしていました。「この回答をしたら、派生でこれも聞かれるだろうな」と派生質問の幅をどんどん広げ、「今のはこの表現の方がしっくりくるな」と試行錯誤していく感じです。
Hさん
派生質問とは、ESや面接での回答から、面接官にさらに掘り下げられる想定質問のことです。
そこで作った回答を講義や自習でぶつけて、相手の反応を見る。このサイクルを最後まで崩さず続けました。
夜中には塾生と通話をつなぎ、人柄を知るための質問と回答の質を高め合う会も実施。話せるエピソードが増え、本番の面接で3個4個とエピソードを聞かれても慌てず対応できるようになりました。
「文字に書き起こすのも良いですが、面接で見られるのは“話をしている自分の姿”です」とHさん。
とにかく喋りまくって、口に馴染ませていくことが大事だと言います。
号泣しながら、就活バッグを床に叩きつけた夜
2年目の就活も、決して順調ではありませんでした。
局長面接(局の幹部が面接官を務める、選考終盤の面接)で3回連続の落選。
反省を踏まえて挑んだ、とある局の局長面接。「これは通ったかも」と思いながらお笑いライブを見て、「選考通ったらこの人たちと一緒にバラエティを作れる未来が待っている」と期待を膨らませて歩いた帰り道で、落選通知を受け取りました。
よくドラマで、怒りが限界に達した人が机の上に置いてある物を床に落とすシーンがありますが、それと同様に私も号泣しながら就活バッグを床に叩きつけてしまいました。(※普段、モノに当たるタイプではありません)
Hさん
面接終盤まで行くことが多かった分、その局で働く自分の姿を想像してしまう。だからこそ、落ちたときのショックは大きかったといいます。
そんなとき、Hさんはいっそのこと就活から離れました。
大好きな動物園に行ったり、自然を愛でたり。頭が冷静になってから面接での発言や態度を客観的に見直すと、より精度の高い改善策を練ることができたそうです。
大学卒業間近で、内定ゼロ。焦りが募る中でも、この切り替えでHさんは走り続けました。
「最後まであがいてよかった」——長丁場の末、最終面接で内定
2年目の就活は、入塾から1年以上続く長丁場になりました。そして最終面接で、キー局の内定を掴みました。
正直、就活なんて二度とやりたくないです。人生で一番心がすり減った2年間を私は過ごしました。思い出したくもないです。でもそこから逃げずに取り組んだからこそ、今は胸張って「よく頑張った」と自分で自分を称えることができています。
Hさん
就活に才能なんてありません。たかだか一学生の「自称天才」なんて、人生経験豊富な大人から見たらチワワがキャンキャン吠えているようなものです。
Hさん
泥臭くやるしかない。
「できることは全部やる、奪えるものは全部奪う」——自分の人生がかかった選択に立たされている今だからこそ、もっと貪欲に取り組んでいい。
Hさんが28卒に残してくれた言葉です。
この事例から28卒が学べること
- 就活に才能はない。泥臭くやった人が残る 根拠のない自信は、人生経験豊富な大人にはすぐ見抜かれる。「できることは全部やる」の姿勢で練習を積み重ねることが、結局一番の近道になる。
- 考え込むよりまず喋る 面接で見られるのは「話をしている自分の姿」。表情も抑揚も、口に出して練習しないと上達しない。お風呂やドライヤーの1分でも、独り言の1人模擬面接はできる。
- 行き詰まったら、いっそ就活から離れる 落ち込んだまま考え込まず、リフレッシュで頭を冷静にしてから改善策を練る。外に出た経験は、面接で話せるエピソードの幅にもなる。
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