【テレビ局就活】交通費はいくらかかる？支給時期と事前対策を徹底解説

テレビ局の就職活動（マスコミ就活）は、他の一般企業と比べて選考回数が多いです。（最大7回）

特に遠方にお住まいの就活生は「交通費」がめちゃかかります。

テレビ局内定を目指すうえで、金銭的な不安から希望の仕事を諦めてしまうのは絶対避けてほしいです。

本記事では、テレビ局の選考フローと交通費が支給されるタイミング、そして今すぐできる具体的な対策について解説します。

テレビ局の選考フローはなぜ長い？

マスコミ就活、特にキー局の選考は、一般企業と比べて非常に長く設定されています。

とあるキー局の選考フロー

選考回数の多さ

キー局の選考は、エントリーシート（ES）を1次選考とすると、7次選考まであるのが平均的です。

ES（1次）以降、対面での面接が6回程度実施されることになります。

場合によっては8次まで及ぶこともあります。

これはつまり、落選する確率が高い（難関）ということです。

交通費の支給タイミングは「最終盤」

これだけ選考回数が多いにもかかわらず、多くの局では交通費の支給タイミングは選考のごく終盤に設定されています。

イノ塾生にリアル調査

【局別】自腹での移動が必要な回数と費用

テレビ局就活は交通費の支給が最終盤であるため、特に地方在住者や複数の都市の局を受ける受験生には大きな経済的負担になります。

東京キー局の場合

キー局の選考は、2次選考がオンライン面接だった場合、3次、4次、5次あたりで東京に行く必要が出てきます。（主要都市で面接を行う場合もあり）

ざっと解説すると、

夜行バスは新幹線に比べて料金が安いので、夜行バスで移動する人も多いです。

これに加えて、選考が午前中にある場合などは前日に移動しホテルに宿泊する必要があり、別途ホテル代がかかります。

もし複数のキー局（5つあるとされる）全てで終盤まで進出した場合、費用がいくらかかるかという話になります。

もし3局〜4局の選考が終盤まで進んだ場合、交通費と宿泊費で20万円を超える可能性があり、名古屋の局なども受けると20万円から30万円程度になる可能性もあります。

準キー局（大阪・名古屋）の場合

関東在住者であっても、大阪や名古屋の局（準キー局）を受ける人は多く、この場合も現地まで行く費用がかかります。

• 大阪のテレビ局の場合、平均的に6次選考程度まであります。
• 東京キー局と同様に、交通費が出るのは5次・6次（最終または最終一個前）、あるいは最終選考のみとなるケースが多いです。

地方局の場合

地方局（特に規模の大きい局、福岡、北海道など）は、大体5次選考まであります。

地方局の特徴

• 1次をES選考、2次をオンラインとすると、3次、4次、5次が対面になります。

地方局の中には、3次や4次選考を東京会場でも実施するケースがあります（例：北海道の局が北海道と東京で開催、福岡の局が福岡と東京で開催など）。

• 交通費の支給が4次や5次から始まる場合、3次選考は自費で行く必要があります。

最終選考（例：北海道であれば北海道、福岡であれば福岡）に行く際は、ホテル代や飛行機代を全て出してくれる局も多いので、非常にありがたいです。

規模の小さな地方局

一方、規模の小さな地方局では、東京会場がなく、最初から地方で選考が行われるパターンが多いです。

この場合、選考回数が少し減り、4次選考が最終選考となることがあります。

• 1次ES、2次オンラインとすると、3次と4次で地方に行く必要がありますが、4次の最終選考では交通費が出るため、実質的に1回は自費で遠方（東北、四国、中国地方など）に行く必要があります。

しかし、場所によっては1回の移動でも、かなりの費用がかかることがあります。

今すぐできる！テレビ局就活、交通費の事前準備と対策

このように、テレビ局の就活では多くの費用が自己負担となります。

金銭的な理由でチャンスを逃さないためにも、事前準備が非常に重要です。

対策1：とにかくアルバイトをして資金を貯める

最も重要な対策は、早い段階でアルバイトをしまくって、お金を貯めておくことです。

対策2：親に早めに相談し「出世払い」で頼む

親や家族に相談する場合は、早め早めに伝えておくことが非常に重要です。

• 突然「お金を出してほしい」と言っても、親御さんやご家族の都合もあります。
• 「働いたら返す」という約束（出世払い）で、あらかじめ資金援助を頼んでおくと良いでしょう。

キャリアを決める重要な時期なので、生涯年収を調べて説明するのがおすすめ。

対策3：宿泊場所を確保する

交通費以外にも、東京や大阪のホテル代は非常に高いです。

宿泊費の削減もとても重要。

宿泊場所削減アイデア

• 関東や関西に住んでいる高校時代の友達などに、早めに連絡をとっておき、泊めてもらえる人を確保しておくことが大事です。
• ホテル代は時期や曜日によっても異なるので、安い時期や早めに取るなどの工夫を。

対策4：就活対策を早めに始める

お金の準備だけでなく、面接対策や業界研究といった就活対策そのものも早めに進めることが重要です。

• 「あれを練習しておけばよかった」「もっとテレビを見ておく必要があった」といった後悔は毎年必ずある「あるある」です。
• 後から「足りなかった」と気づくことがないよう、資金面も含め、事前準備を徹底しましょう。

まとめ：テレビ局の交通費はかかることを想定して早めの準備をしよう

テレビ局の就活は、他業種と比較して選考回数が多く、交通費は最終段階でしか支給されないです。

よって、多額の自腹費用が発生します。

この経済的なハードルを乗り越えるためには、選考対策と並行して、「今からバイトで資金を貯める」「親や友人に早めに相談する」という事前準備が必須です。

これは、選考本番で慌てて余計な出費（高額な直前予約のホテル代など）を出さないためにも非常に大切です。

社会人になってからも、課題に対しての事前準備がとても大切。

交通費も、面接の対策も課題を解決するために早めから準備しておきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました！！！！